最後の砦か

 ワシントンで銃撃があった。イスラエル大使館職員が二人殺害された。もう誰も驚かない。「ああ、またか」と思うだけである。
 そもそも銃が自由に所有できる国なんておかしい。アメリカ人によると「銃の所持は権利であり、開拓民の歴史として自己防衛として当然」らしい。本当にそうか?北海道人だって開拓民だが、すすきのや狸小路を歩いてる人らは銃を持っていないぞ。
 銃社会ではない、治安が良い、ゴミが落ちていなくてきれい、規律がある、等々が日本を訪れる外国人観光客らに評判だ。要は「諸外国に比べてかなり健全な街並みと社会構成」ということになろう。これはもう日本の大きな特長であり利点だ。国と民が共に脈々と築き上げてきた日本国家の創造物なのかもしれない。
 失われた30年で日本は経済的精神的に大きな損失を被った。得意分野だった電化製品、後退し始めた科学技術、国際競争力、一億総中流を破壊した低貧困率‥。東京23区の土地を売ってアメリカ全土を買ってもまだおつりがくると騒いでいたのに、今や物価の安い国として名を馳せている。
 だからこそ政治家は日本の美徳社会を世界に向けてピーアールし、是非ともこれを金に変えて頂きたい。それを国民の暮らしに使っていこうじゃないか。消費税論なんていっぺんに吹っ飛んでしまうだろう。
 ただしよく知恵を絞って欲しい。安易な発想での安売りはやめてね。

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