さて父の初七日が過ぎて何かと事務処理で忙しいが、日本の行政はいかに優れているか思い知らされる日々である。
死亡届はもちろん、年金、後期高齢者社会保険、介護保険、相続等の手続きが悲惨なほど大変だと経験者の友人らから聞いていたが、これは思ったほど大変ではなかった。区役所に行くと次にやること、考えるべきことを部署部署が連鎖式に教えてくれる。こちらが申請して給付されるべきものもきちんと示唆してくれる。かなりシステマティックで、大したものだなあと感心してしまった。
葬儀そのものに関しては、少なくとも都会の葬儀、つまり多くの隣近所と長年交流をしてきた者ではない限り、葬儀前も葬儀後も葬儀社に丸投げだ。私の場合、墓会社と葬儀会社、提携する寺も同列なのでエスカレーターそのものだった。
私は駒澤大学卒業で道元禅師に深く帰依、長年曹洞宗の敬虔なる信者であったが、墓会社コングロマリットが浄土真宗で割引がきくというので、あっさり改宗してしまった。東なのか西なのかは、まだ聞いていないので知らないが。
年金事務所も医療法人も「お手紙を出すから、その通りにしろ」と言う。相続は大金持ちではないので、そもそも困難性は無い。
民間の方が結構困る。銀行の手続きはなかなか進まないものだと聞いていたが、これは司法書士に丸投げしたので何の問題も無いが、困るのは種々の解約手続きだ。携帯だとか固定電話だとか、継続していた様々な通販だとか‥。固定電話なんかNTTではないらしく、どこにどう連絡していいのか分からない。航空会社その他の会員証やクレジットカード等は手付かずだ。何をどうして良いのか分からない物も少なくない。どうも解約しにくいように、より分かりにくいように、わざとやっているとしか思えない。
ある意味、日本の場合は行政の方が進んでいる部分かもしれない。文句ばかりたれてないで、もっと感謝しようと思う。
死後は大変か?
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