国会議員の大きな仕事は、税金の使い道を決めることだ。「今回はこれに金を使おうかな」なんて決めて、より国家のためになるようにする。他は議員の仕事なんて、外交と防衛くらいじゃないか?私の頭では他は思い当たらない。
ある政党は企業の繁栄のために大きく分配するよう主張し、また他の政党は企業なんていくら滅びようが貧しい人らにお金が行き渡るようにしたいと考える。政党間の争いや選挙なんて、言ってみれば金の使い道で揉めているようなものだ。
漫画家の倉田真由美氏が「子供がいる家庭を極端に優遇することは、大きな分断を生みかねない」と持論を展開した。政府の経済対策で、子供一人当たり2万円の現金給付を盛り込んだことに対する感想らしい。子供がいるいないで大きな差をつけるのには反対、苦しいのは皆同じだと主張している。
この経済対策は「少子化がヤバすぎるし、今回は子供に金を使おうかな」と国会議員が思ったに他ならない。しかも一過性ではなく当分続くテーマだ。これは的外れか?多くの人が人口減に危機感を持っている。経済縮小、福祉年金の危機、国防、インフラや治安維持のための対策等、ほぼ全てが人口減と関わってくる。
予算配分で国民の分断なんて言っていると、民主主義なんていちいち全て同じじゃないか。企業人かそうでないか、公共事業に関わっているかいないか、老人が家庭にいるかいないか、障害者は?年収は?家族数は?性別は?
私の年代では補助をもらえるような子供はもうほとんどいないが、分断なんて考えるだろうか。そもそも子供のいる家庭だって「たったこれだけで、ふざけんじゃねえよ」と思っているに決まっている。
「分断なんて地団駄踏んでないで、少子高齢化オーケー、人口減をさらに進めよう」と主張する政党を支持するしかないですな。
どうも最近アメリカの影響なのか、何か考え方が違えば分断分断と叫ぶように思えてくる。
簡単に分断を叫ぶ短絡
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