生きる利権

 200万人の大学受験生が70万人に減った。少子化だから当たり前である。それなのにドンドン大学は増え続けている。私が若い頃400位あった私立大学は、800を超えた。誰もが大学生にイージーになれる。私大は定員割れだらけだ。名だたるFラン大学が連なり、それぞれの学舎では四則計算やbe動詞の勉強から始めている。
 それでも最高学府だ。生き残りのため補助が欲しいため、留学生を漁り集める。気が狂ったとしか思えない。
 私の家のすぐ側にある聞いた事のない関西系の医療大学は、インド人を発掘したらしい。一挙にインドの若者の街になってしまった。別にそれが悪いわけではないが、問題はもっと別のところにある。金儲けのための人買いだ。
 また学生が集まらなくどうしようもなくなったFラン私大が、自治体と共謀して公立大学にして延命を図る手法が一般化している。「それは根本的な解決に程遠いですよね」良識ある政治家は困惑顔をした。
 私のクライアントである国会議員が若き頃、財務省の主計官に就任した翌日に、自宅前で総理経験者に待ち伏せされた。文部科学省担当の彼は「〇〇君、私学助成金は大切だから、削ってはいけないよ」と開口一番に言われた。
 彼は総理経験者の朝駆けに度肝を抜かれてしまったが、何て事はない。ただの利権じゃねえか。今現在もそれは確実に生きている。尋常ではない七割の定員割れ大学がそれを証明している。

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