かなりびっくりした。立憲、寺田学衆議院議員の引退である。
家庭の事情で、今後は妻である寺田静参議院議員のサポートに回るという。ホントーにビックリだ。学衆議院議員は静参議院議員より政治歴は格段に長く、キャリア豊富な政治家だ。選挙も強かった。年齢は静参議院議員より若い。二馬力が無理ならば、旧来ならば妻が引退するパターンだ。
私のように疑い深い人間は「まだ見えないスキャンダルを抱えているのかな」などと勘ぐるところだが、どうもそうではないらしい。〝数少ない女性議員〟というのが、判断の一つだったということだが、かなり立派だ。
葛藤も相当だったと思う。特に地元の支援者の中には、激怒する人たちがたくさんいたと想像する。今まで支えていたのは何だったのかと憤る数々の選挙オヤジが目に浮かぶ。静参議院議員はまだ二回生、一人区なので選挙は盤石とは言えない。
そもそも夫婦で国家権力を握るのもどうかという疑問はこの際横に置いておいて、この学衆議院議員の潔さは今後、社会に大きな影響を及ぼすのではないだろうか。〝主夫〟が当たり前の世の中になる第一歩かもしれない。どう考えてどう悩んだか、地元支援者とはどのように話し合ったのか、是非とも聞いてみたいものだ。
これで政治家にまたいつか復活するならば、さらに新しい形態の完成だ。でも引退する奥様の後釜参議院議員だけはやめてね。
〝主夫〟が当然の社会に

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