何が選挙の小沢だ

 小沢一郎氏が引退せずに政治活動を続けるという。
 小沢氏といえば選挙の達人だ。自身の選挙はいうに及ばず、多くの子分等を勝利に導いた。私が数々の当選者を生み出ししてきた地上戦のルーツをたどれば、小沢氏〜田中角栄元首相が実践してきた地場活動のスタイルが基本にある。
 しかし今回の自身の選挙戦の体たらくはどうだ。自分で道を切り開かず、老朽化した後援会主導で、負けへの道をまっしぐらに進んだ。「皆様の助けにおすがりするしかない」などと泣き言を言ったと報道で伝えられているが、その通りだとしたら情けないという他ない。
 なぜ若いチームが主導している演出をしなかったのか。なぜSNSで面白ろショート動画を連発しなかったのか。なぜ突出したメッセージを発しなかったのか。そしてなぜ、連日50ヶ所以上で辻立ちをしなかったのか。たかだか83歳である。原健三郎を選挙で抜いてやろうという執念は働かなかったのだろうか。
 今回の総選挙で、私は多くの不満を持った。その多くは野党のだらしなさ、手応えの無さだったが、選挙の神様と言われた小沢氏のあまりにも無策ぶりが極めて不満だった。結局彼は攻めには強いが、押されたら普通に弱い人だったのか。
 全盛期を知る私としては寂しくてたまらない。

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